かわらばんブログ ―――てんでんこカフェ2
掲載日:2017/01/01
『This is JAPAN — 英国保育士が見た日本』を読む
日時:2017年3月20日(月・祝)14:00〜16:30 無料
場所:文京区民会議室4A(文京シビックセンター4F 東京都文京区春日1−16−21)交通:東京メトロ後楽園駅・丸の内線(4a・5番出口)南北線(5番出口)徒歩1分都営地下鉄春日駅三田線・大江戸線(文京シビックセンター連絡口)徒歩1分、JR総武線水道橋駅(東口)徒歩9分
『This is JAPAN — 英国保育士が見た日本(太田出版、1500円+税)
嬉しくないニュースばかりが続きますが、こんなときこそ元気を出して、流行り言葉で言えば「前を向く」しかありません。そこで私たちは「てんでんこカフェ」を開くことにしました。ご存知のように、“てんでんこ”は東日本大震災のとき岩手県釜石市の多くの子どもたちのいのちを救った言葉です。津波が来たらそれぞれに逃げると教わったことを守り、途中、出会った人に呼びかけたり幼児の手を引いたりして逃げ、助かったのです。とかく「自分勝手」と誤解されがちですが、てんでんことは、個人個人が自分一人分のいのちは自分で引き受ける、という意味のことばではないでしょうか。
カフェの第2回目は英国に在住して20年を超えるブレイディみかこさんの『This is JAPAN—英国保育士が見た日本』(太田出版、1500円+税)を取り上げます。ブレイディさんは日本同様、経済格差が広がり貧困層が拡大する現代ヨーロッパの社会政治状況を伝える『ヨーロッパ・コーリング—地べたからのポリティカル・レポート』(岩波書店)が注目されました。今回は、彼女が指摘する、「外から見た日本の市民運動」の問題点をいくつか取り上げて話しあいます。