かわらばんブログ ―――もの言うスポーツ選手。

掲載日:2019/07/11

ただしアメリカの話。
さきごろサッカー女子ワールドカップで優勝した米国代表チーム主将ミーガン・ラピノー選手が反トランプの顔になった、と共同通信が伝えている。https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/444037

記事によると優勝祝賀集会で—「憎むことをやめて愛そう。私たちにはより良い世界をつくる責任がある」。数千人の観衆を前にTシャツ姿のラピノー選手が呼び掛けると、大歓声が上がった。

ラピノーさんは、準決勝の前に「優勝してホワイトハウスに招かれたらどうするか?」と聞かれ、鼻でふんと笑い、ホワイトハウスなど行かない、と答えたという。https://rollingstonejapan.com/articles/detail/31340

……ラピノーはこれまでも選手としての知名度を活用して、LGBTQやマイノリティの権利など、自らが信じる様々な問題を支援してきた。彼女とチームメイトは自分たちのフィールドの中で奮闘しながら、性平等のために戦い、他の女性たちを支援してきた。

……現在、彼女は自らを「歩く抗議活動」と呼んでいる。ひとつには、彼女とチームメイトがアメリカ代表のユニフォームを着ていながら、アメリカサッカー連盟を「組織ぐるみの性差別」で訴えているからだ。給与体系、試合会場や頻度、練習内容、渡航手段、選手たちが受ける医療ケアや指導に関し、男女で差があるという……

ラピノーはまた、スポーツ界のLGBTQ界を代表する著名人でもある。2012年、選手生命の真っただ中でカミングアウトした。……教育現場におけるLGBTQを支援する団体GLSENのために、同性愛に差別的な言葉遣いに関する動画を作成したり、LGBTQの子供たちが安心してサッカーができるようにという活動に参加……(ローリング・ストーン誌「大統領訪問拒否の米女子サッカー代表、ミーガン・ラピノーは時代が求めるヒーローだ」より)